PDA 検出器 UV フィルター(オプション)

PDA 検出器 UV フィルター(オプション)
Topic LCI-USG-0277, 最終更新日 02/10/2026

Alliance iS PDA 検出器では、オプションの光学フィルターを使用できます。このフィルターにより、特定の UV 波長範囲を選択的にブロックまたは透過できて、UV の影響を受けやすい分析種の光分解を低減し、分析性能とサンプルの完全性が向上します。

Alliance iS PDA 検出器は、UV の影響を受けやすい分析種の、分析中の光による酸化および加水分解を最小限に抑えるように設計された、オプションの光学フィルターモジュールに対応しています。このフィルターは、光がサンプルに到達する前に、特定の UV 波長範囲を選択的に減衰またはブロックします。これにより、サンプルの完全性が維持され、分析性能の向上に役立ちます。UV フィルターには、キュベットまたはオプションのフィルターに適合するように、特別に設計されたオプションの PDA フローセルが必要になります。詳細については、PDA 検出器のフローセルの交換 およびオプションの UV フィルターの取り付け を参照してください。

注意: 「波長検証失敗」メッセージを回避するために、PDA 検出器が起動シーケンスを完了するまでは、オプションの UV フィルターを取り付けないでください。システムでは、PDA 検出器のキャリブレーションは、重水素ランプからの 2 つのスペクトルピークと内蔵されたエルビウムフィルターからの 3 つの吸光度ピークを使用して検証されます。起動時に、システムにより、これらのピークの位置を、検出器のメモリに保存されているキャリブレーションデータに基づく予想波長と比較することによって、検出器のキャリブレーションが検証されます。この検証結果が保存されているキャリブレーションデータと 1.0 nm 以上異なる場合、検出器は「波長検証失敗」のメッセージを表示します。システムにより PDA 検出器のキャリブレーションが検証される前に UV フィルターを取り付けると、キャリブレーションの検証ワークフローが失敗します。詳細については、 PDA 検出器のキャリブレーションPDA 検出器のキャリブレーションの検証 を参照してください。

使用可能なフィルターオプション:

  • 214 nm ロングパスフィルター:214 nm ロングパスフィルターにより、214 nm ~ 800 nm の波長がフローセルを通過します。これにより、影響を受けやすい分析種の光分解を引き起こす可能性が高い波長を、効果的にブロックできます。214 nm 未満の高エネルギー UV 光をフィルター処理して除去する一方で、カットオフ波長を超えるフル 3D スペクトル機能を保持して、光分解を最小限に抑えます。
  • 220 nm バンドパスフィルター:220 nm バンドパスフィルターにより、215 nm ~ 225 nm の波長がフローセルを通過します。これにより、ペプチドバックボーンの吸収に的を絞ったペプチドマッピングおよびタンパク質分析用に最適化されます。
  • 260 nm バンドパスフィルター:260 nm のバンドパスフィルターにより、255 ~ 265 nm の波長がフローセルを通過します。このフィルターは、DNA/RNA 吸光度のピークに合っており、核酸の分析に適しています。
  • 280 nm バンドパスフィルター:280 nm バンドパスフィルターにより、275 nm ~ 285 nm の波長がフローセルを通過します。このフィルターは、タンパク質およびアミノ酸の検出用に設計されています。

オプションの UV フィルターを使用する利点は以下のとおりです:

  • UV による分解の低減
  • アプリケーションのニーズに基づいた露光の柔軟な調整

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